ゴルフのドレスコードは主に、「袖、襟のあるシャツ」、「カジュアルすぎないパンツ」、「ゴルフシューズの着用」などがあります。
ショートパンツは従来、NGでしたが、近頃はOKのゴルフ場も増えてきており、それに伴いショートソックスにも寛容になりつつあります。

ゴルフといえば帽子を着用するのもドレスコードの内と思われがちですが、実はゴルフのドレスコードに帽子の着用は含まれません。
しかし現状ではゴルフをプレイする際、帽子の着用は暗黙のルール、マナーとなっています。

帽子の着用はドレスコードには含まれませんが、いくつかの実利的な理由もあり、プロ、アマ、問わず着用する風潮が定着しています。

1、ゴルフでの帽子の役割

ゴルフは日中、野外でプレイするスポーツという特性を考えると帽子は必需品です。
日差しが強い日に、頭を直射日光から防ぐ意味で帽子は大切です。
帽子をかぶることで日焼けを抑える効果もあります。

ゴルフ場では他のプレイヤーがショットしたボールが頭上に飛んでくる危険性もあります。このため万一の際に頭部を保護する役割もあるため、ゴルフ場では帽子の着用が推奨されるのです。

ゴルフは寒い季節にプレイする場合もありますので、帽子が防寒としても役に立ちます。
人間の身体の熱は約7割が頭部から放出されます。
そのため寒さを感じたときは帽子をかぶり、頭からの熱の放出を減らすのが有効な防寒対策なのです。

2、ゴルフの帽子はどんな種類があるの?

ゴルフの際の帽子はドレスコードには含まれません。
プロ、アマ問わず、帽子の着用が定着したのは1990年以降です。
ゴルフのテレビ中継の歴史は1960年代からですが、70年代、80年代に活躍したプロゴルファーの多くは帽子をかぶっている印象があまりありません。

90年代の帽子着用ブーム初期はハンチングやサンバイザーなど、紳士的なイメージの帽子を着用するプロが多かったのですが、タイガーウッズ選手がキャップを着用していたことで一気にキャップブームが到来しました。
現在でもプロ、アマ、問わずキャップ愛用者は非常に多い印象です。

キャップやサンバイザー以外にも種類は豊富で、ワークキャップやハンチング帽、ハットなどあります。片山晋呉選手はテンガロンハットがトレードマークになっていますね。
ゴルフの際、帽子のタイプは特に規定はありませんが、どんなタイプの帽子でも、奇をてらいすぎたデザインでなければOKです。

また、女性の場合、帽子に合わせたヘアスタイリングもチェックしておきたいところです。自分に合ったおしゃれな帽子をみつけてくださいね。

3、ドレスコードやマナー面で気を付けること

ゴルフグッズを販売しているショップに行くと、いわゆるゴルフウェアメーカー製の帽子が販売されています。
ゴルフショップで販売している帽子は、ゴルフのプレイに適するように吸汗性や保温性に優れた素材で作られており、ゴルフをプレイする服装に合わせたデザインになっています。
ゴルフの際の帽子はどうしてもゴルフ用品メーカーの帽子でないとマナー違反、ということではありません。

ゴルフグッズの一つに、「マーカー」というアイテムがあります。
マーカーとはバッジのような形状で、ボールがグリーンに乗った際、自分のボールの位置にマーカーを置いて目印として、グリーン上で自分のボールが他のプレイヤーの邪魔にならないようにするアイテムです。
キャップやハットなどのツバがある帽子の場合、帽子のツバに付けておけるタイプのマーカーがあります。
これはプロにも愛用者が多く、プロのマーカー付き帽子に憧れてキャップやハットなどを選ぶのもアリかもしれません。

ゴルフの帽子で気をつけたいのは、ラウンド以外では帽子を取るのがマナー、という点です。
例えばクラブハウス内、ロッカールーム内、飲食中、では基本的に帽子をとるのがマナーです。
ラウンド以外でも場所でも、マナーを知って紳士に振る舞いたいものですね。

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