ゴルフはウェアマナーに厳しい?!要点を押さえておけば問題なし!
「ゴルフはプレイ中のマナーだけではなく、ウェアマナーにも厳しい」からハードルが高いと感じていませんか?
確かにゴルフはプレイ中の服装だけでなく、行き帰りの服装にもマナーがあります。しかし心配無用!この記事を読めば、ゴルフウェアの疑問や不安はぜんぶ解決!ゴルフウェアのマナーとおすすめの着こなしを解説します。
ゴルフウェアにマナーがある理由
ゴルフは紳士のスポーツといわれるように、諸説ありますが、古くは14世紀頃にスコットランドの貴族の間で流行したスポーツであるといわれています。
ゴルフの発展の中心的役割を果たしてきた当時のスコットランド王家には「自分さえ満足すれば、何を着ても良いということではなく、自分の身だしなみを見た相手が、どのように感じるかが問題である」といった意味合いの家訓があったといわれており、ネクタイにスーツ姿でゴルフを行っていました。
1910年代以降ゴルフがアメリカでも盛んになり、ゴルフウェアが動きやすさ重視に変化していき「ゴルフゲームに対する畏敬の念であり、相手に対する礼儀でもある」というスコットランドの伝統を受け継ぐため、襟付きのシャツを着用する服装規定が発表されました。
軽装になったゴルフウェアがイギリスへ渡り、世界的に襟付きのシャツを着用するという規定が確立されていきました。
現代においても、ゴルフウェアのマナーとは、 スコットランド王家の家訓であり、 ゴルフ規則の第一章エチケットにもある「他のプレイヤーに対する心くばり」にほかなりません。
ゴルフ場にはさまざまな立場のプレイヤーが集まる社交場です。他のプレイヤーに不快な思いをさせないことはもちろん、ゴルフ場の雰囲気にふさわしい、それ相応の格好をするべきなのです。
ゴルフウェアを選ぶ前に知っておくべき3つのこと
ここからは、ゴルフウェアを選ぶ前に、押さえておくべき3つのポイントについてみていきます。
男女別、季節別、シーン別で適切な服装
男性は襟付きのポロシャツとベルトを通せるズボン、トップスはボトムにインして着用することが基本中の基本。女性は男性に比べてゴルフウェアの種類が豊富でおしゃれを楽しめますが、過度な肌の露出や短すぎる丈のスカートなどは避けましょう。
ゴルフのプレイ時間は数時間に及ぶため、スタート時間や季節によって適切な服装は異なってきます。たとえば早朝スタートで肌寒い場合は、重ね着をしておいて、体が温まってきたら脱ぐなど、快適にプレイするための服装を考えなくてはなりません。
プレイ中に脱ぎ着できるようキャディバッグにはレインウエアや羽織るものを入れておくと安心です。また、来場時・プレイ時・プレイ後それぞれのシーンにあわせた服装が求められます。
ゴルフ場に向かう服装とラウンド時の服装は異なる
基本的にゴルフ場に来場する際の服装は、ジャケット着用が一般的です。ジャケット内には襟付きシャツを着用し、足元は革靴を合わせます。
女性の場合も男性同様ジャケットと、インナーはワンピースや襟付きのポロシャツなどを着用しましょう。足元はパンプスが無難です。
プレイするときのポロシャツをジャケット内に着用しての来場は本来NGですが、今ではほとんどのゴルフ場ではOKとされています。着替える手間が多少省けますし、プレイ終了後には他のシャツに着替えるとよいでしょう。
ゴルフはウェアだけでなくマナーがたくさん!
ここまでで紹介した通り、ゴルフウェアにはたくさんのマナーがあります。また、服装だけではなくラウンド上での振る舞いやクラブハウスでの過ごし方についてもマナーが存在します。ビジネスシーンでも利用されることが多いゴルフ場では、恥ずかしい思いをしないように、最低限のマナーを身につけておきたいものです。
ゴルフ場によって格式は異なるため、あらかじめ自分がプレイするゴルフ場のドレスコードやマナーについて調べておきましょう!
⇨プレイにおけるマナーはこちら
男女共通の超基本!ゴルフウェアマナー
男女に共通するラウンド時のゴルフウェアの基本型を紹介します!
トップスは襟付きシャツが基本
まずトップスは、襟付きシャツやポロシャツが基本です。TシャツやジャージなどカジュアルなものはNG。寒い時期であればタートルネックでもOKです。
トップスの裾はボトムスの中にしまうようにしましょう。
また、女性の場合はワンピースも着用可能です。
ボトムスの基本はロングパンツ、女性はキュロットスカートなどもOK
ロングパンツが基本です。ストレッチ性があり動きやすいものを選びましょう。ジーンズやジャージ、スウェット、レザーパンツ、カーゴパンツなどは多くのゴルフ場でドレスコード違反となる場合があります。
夏場のドレスコードとして、ハーフパンツOKのゴルフ場もありますが、丈は短すぎず、裾が膝上ほどのものを選ぶようにしましょう。ハーフパンツ着用の場合には、ロングソックスやくるぶしが十分に隠れるソックスを着用します。
女性の場合、スカートやキュロットスカートもOKです。この場合も短すぎる丈はNGです。
シューズは必ずゴルフシューズを着用
コース内では、必ずゴルフシューズを履きます。基本的にゴルフ場の規則では、スニーカーなどのゴルフシューズ以外でのプレイを禁止しています。
ただし、ゴルフシューズであってもグリーン上の芝を保護する理由からスパイクありシューズを禁止し、ソフトスパイクもしくはスパイクレスのゴルフシューズのみ認めているゴルフ場もあります。いずれにしても、あらかじめゴルフ場に問い合わせしておくのが一番でしょう。
ウェアはブランド品である必要はない
ドレスコードをきちんと順守できていれば、ゴルフウェアブランドのものであるか否かは問題ではありません。襟付きトップスにロングパンツをあわせて、清潔感のある服装を心がけましょう。
季節やシーンによってゴルフウェアマナーは変わる!男性編
季節やシーンに合った服装ができないゴルファーは、マナー違反ですよね。まずは男性ゴルファーのおすすめコーディネートを紹介します。
春秋の服装
春秋は暑すぎず、寒すぎず、ゴルフシーズンに最適な季節。とはいえ、寒暖差のある春秋は、早朝スタート時や午後スタートで夕方近くになると、寒く感じる場合も。そんな春夏の服装にぴったりなのが「長袖ポロシャツ+ロングパンツ」。これに脱ぎ着しやすい、薄手アウターやダウンベストをプラスするとベター。
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夏の服装
夏の王道コーディネートは、やっぱり「半袖ポロシャツと夏用ボトムス」。汗を大量にかくことが予想される夏のプレイ時に着するポロシャツは、吸汗速乾に優れた素材がおすすめです。さらに日差しや紫外線による肌へのダメージを防ぐためにUVカット機能のポロシャツを選ぶとよいでしょう。
ボトムスは日焼けが気になる人は汗をかいてもベタつきにくい夏用ロングパンツ、涼しさ重視の人はハーフパンツで夏らしい爽やかなコーディネートが楽しめます。
ウェアだけでなく、UVカット機能のついたサングラスで眼も忘れずに紫外線対策!熱中症対策としてつばの広い帽子や蒸れにくいメッシュタイプの帽子も夏の必須アイテムですね。
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冬の服装
冬のゴルフウェアは、防寒対策が肝心です。保温性シャツやセーターで上手に重ね着しましょう。例としては「保温性シャツ+セーター+アウター」や「厚手のハイネックトップス+ダウンベスト」などです。 着込み過ぎるとスイングしにくくなるので、気を付けましょう。
冬でも日差しのある日中であれば、暑く感じる日もあるため、上着を脱いでトップスだけでもプレイできるようにしておきましょう。
ボトムスも裏起毛や中綿入りなど防寒・防風できるものを選びましょう。
ニットキャップやイヤーマフ、ネックウォーマー、防寒グローブ、カイロを入れられるミトンといったアイテムも用意しておくと良いでしょう。
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クラブハウスでのウェアマナー
来場時は「ジャケット+襟付きシャツ(襟付きポロシャツ)+革靴」がドレスコード。たとえジャケット着用が必須ではないゴルフ場であったとしても、この恰好であれば間違いありません。
プレイ後にクラブハウスに入る際は、ゴルフシューズについた芝生をエアガンで落とし、帽子やサングラスを外し、身なりを整えましょう。
プレイ中のウェアマナー
ジーンズやジャージ、カーゴパンツ、迷彩柄のウェアはNGです。多くのゴルフウェアブランからも販売はされていますが、おすすめしません。
トップスの裾はボトムスにしまうのがマナー。プレイ中に出てしまったら、直してくださいね。タオルを首に巻いたままのプレイもマナー違反です。
汗や雨でウェアが濡れてしまっても、プレイ中にコース上で着替えるのはNG。どうしても我慢できないという場合は、ハーフラウンドが終わってから、更衣室で着替えるようにしましょう。もちろん、アウターの脱ぎ着やレインウェアは問題ありませんよ。
季節やシーンによってゴルフウェアマナーは変わる!女性編
続いて、女性ゴルファーの季節やシーンごとのおすすめゴルフウェアをみていきましょう。
春秋の服装
日差しが少ない早朝や夕方は、寒く感じることもある春秋。そんな季節におすすめコーデは、プレイ中でも脱ぎ着がしやすい重ね着です。
たとえば「インナー+セーター+薄手アウター+ボトムス」や「インナー+セーター+ダウンベスト+ボトムス」。プレイをして体が温まってきたら、アウターやダウンを脱げば、快適にプレイできますよね。
女性ならではのおすすめコーデ「中綿ワンピース + セーター」も発熱素材や防風効果のある素材のものを選ぶことで、寒さは感じにくいでしょう。
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夏の服装
ゴルフ場によっては、夏場のノースリーブシャツを容認しているゴルフ場があるものの、トップスは女性も襟付きポロシャツがベターといえます。
男性に比べて、女性用のボトムスは種類が豊富で迷ってしまいますよね。足の日焼けや虫刺され対策を徹底したい人は、ロングパンツがおすすめ。
暑さ対策を重視したい人は、ハーフパンツやキュロット、スカートといった丈が短いタイプを選ぶとよいでしょう。その場合、日焼け止め、虫除けスプレイはしっかりとしてくださいね。また短すぎるスカートなど過度な露出でマナー違反とならないよう注意しましょう。
さらに日焼け止めの塗り直しが面倒な人におすすめなのがアームカバー。速乾効果に優れたアームカバーであれば、汗もベタつきも気になりません。さらに万全を期すなら、UVカット傘もおすすめ。晴雨兼用タイプを用意しておけば、突然の雨にも対応できますよ。
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冬の服装
冬場のゴルフウェアは、インナーとアウターの両方で寒さ対策が欠かせません。おすすめコーデは、「機能性インナー+長袖シャツorタートルネック+ベストorセーター+ダウンなどアウター+防風ボトムス」です。
冬でもスカートを履きたい人は、キルティングやボアなどの素材でできたあったかスカートに、タイツとレッグウォーマーを組み合わせるとよいでしょう。
手や足先が冷えやすい人には、防寒グローブやミトンを、ニット帽やイヤーマフ、ネックウォーマーも冬ゴルフには必須アイテムですね。
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クラブハウスでのウェアマナー
来場時のウェアに関しては、男性のジャケット着用に準じ、女性も「ジャケット+襟付きポロシャツ+スカート+パンプス」「ジャケット+ワンピース+パンプス」などセミフォーマルな服装がおすすめです。ミニスカート、サンダルやミュールは避けましょう。
プレイ後は、ゴルフシューズについた芝生をエアガンで落とし、クラブハウス内の床を汚さないようにしましょう。帽子やサングラスも忘れずに外し、身なりを整えてからクラブハウスに入ります。
プレイ中でのウェアマナー
短すぎて露出度の高いスカートの着用やスウェット、ジャージ、迷彩柄、カーゴパンツの着用はしないようにしましょう。
これだけは絶対NGなゴルフウェアマナー
絶対これだけは避けてほしい!NGであるゴルフウェアのマナーについて説明します。ぜひ参考にして、良識のあるゴルファーを目指しましょう。
服装編
最初に服装のNG例をみていきます。
サンダル、ハイヒール、カジュアルなパンプス
「ラクだから」「暑いから」といってサンダルやミュール、ぺたんこ靴などで来場するのはマナー違反です。ミュールのようなカカト部分のない靴、ヒールが全くない靴、ハイヒールはNGです。おすすめはヒール5cm前後のローヒールのパンプス。もともと正装とされていた靴であるため、クラブハウス内でもOKです。
ただし、ウエッジソールやデザインがカジュアルすぎるパンプスには注意しましょう。また、男性ではOKなローファーも女性の場合はカジュアルと捉えられるゴルフ場もあるため100%OKとは言い切れません。
言わずもがなですが、コース内ではゴルフシューズを必ず履きましょう。
Tシャツ、ジャージ、デニム
襟のないTシャツは論外です。ジャージやジーンズ、スウェットなどカジュアルな服装は不可となっています。
ラフなデザイン、迷彩柄の服装
Tシャツのようなあまりにもラフすぎるデザインや、迷彩柄のウェアも避けたほうが無難です。迷彩柄のゴルフウェアが売られているのを目にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、日本ゴルフツアー機構(JGTO)トーナメント規則によると、迷彩柄のウェアは禁止になっています。さらに「迷彩柄のウェアは禁止」とはっきり断言している名門ゴルフコースも存在します。
アイテム編
次はNGなアイテムについてです。
タオルを巻いて回るのはNG
暑い季節は特に、汗をかいたらすぐに拭き取れるタオルが近くにあると便利ですよね。汗が滴り落ちてくるからとタオルを首に巻いたり、腰にかけたりしてコースを回るのはやめましょう。
タオルをそのたびに取り出すのが面倒な方は、キャディバッグに取り付けられるフック付きタオルを、クラブ先用・汗拭き用の2枚用意しておくことをおすすめします。
帽子を被らないのはNG
一般的にゴルフコース内では、帽子着用がドレスコードで規定されていることが多くなっているため、帽子を被らないのはマナー違反であると覚えておきましょう。
ドレスコードはもちろんですが、帽子を被っておくことで、紫外線対策や熱中症対策、頭部の保護など多くのメリットがあります。
クラブハウス内では、必ず帽子は脱いでください。
どうしてもゴルフウェアマナーが心配な方は?
「ゴルフウェアのマナーについて把握したつもりだけど、いまいち自信がない・・・」そんな方は、あらかじめゴルフ場に確認すると安心です!
ゴルフ場のサイトで事前にチェック
ゴルフ場のホームページをチェックしてみると「入退場の際はブレザーを必ず着用してください」といったドレスコードやエチケットについて記載しているゴルフ場があります。プレイ前に必ずチェックしておきましょう。
実際にゴルフ場に問い合わせる
ホームページにドレスコードについて記載がない場合は、直接ゴルフ場に問い合わせるのが一番です!きっと親切に教えてくれるはずです。
ゴルフウェアの購入の際のポイントを3つ紹介
続いてゴルフウェア購入時の見極めポイント「価格」「機能性」「デザイン」の3つについて詳しくみていきましょう。
見極めポイント①:価格
まずはウェアの価格です。一回洗濯しただけで、ヨレヨレになってしまうようなウェアは避けたいもの。リーズナブルな価格でありながら、品質も良いものが最適ですよね。
見極めポイント②:機能性
機能性に優れたウェアもゆずれないポイント!吸汗速乾性に優れていてUVカット加工が施されたウェアなら、暑い夏の日でも快適プレイできるはず。また寒い季節にも汗はかくもの。そんなときも、体を冷やしてしまう原因となる汗を、すぐに吸収してくれる吸汗速乾性は重宝します。オールシーズン活躍してくれること間違いなしですね。
見極めポイント③:デザイン
リーズナブル価格で機能性に優れたウェアでも、デザインがイマイチだとがっかりしてしまいます。最近では、トレンド感満載のデザイン、ファッション性の高いゴルフウェアが増えてきています。デザインにも妥協せず、ウェア選びを楽しみたいですね。
色柄、ロゴデザイン
発色の良い色や柄のウェアなら、見渡す限り緑色のゴルフコース上で映えること間違いなし!そうはいっても「派手色トップス×派手ボトムス」や「柄トップス×柄ボトムス」といった超上級者コーデ避けて、トップスが派手色ならボトムスはシンプルな色にといったコーデがおすすめです。
一枚で着ることも多いポロシャツは、ゴルフウェアに欠かせないアイテムのひとつ。ポロシャツの胸元にワンポイントのロゴがあるだけで、印象が変わりますよね。ロゴ入りポロシャツなら、コーディネートに自信がなくても一枚でオシャレに決まる、とても頼れる存在です。
サイズ感、シルエット
サイズ感はピッタリ過ぎても、大きすぎてもプレイしづらいもの。特にグリーン上でラインを読んだり、ボールを拾ったりする時に、動きやすい適度なゆとりのある服がベター。こうしたウェアを選べばおのずとシルエットもきれいに見えるはずです。
材質、質感
プレイ中はどうしても汗をかくことが多いため、素材や質感も大切です。吸汗速乾に優れたウェアは汗をかいてもべたつかず、サラッとした着心地でおすすめです。不快な思いをせずにプレイに集中できますね。洗濯して乾きやすいものうれしいポイント。
各メーカーからで異なるものの、どこも機能性にこだわっているので、自分好みのウェアが見つかるはず。
マナーをマスターしたら、ウェアを揃えよう!
ゴルフウェアのマナーについて理解できたら、早くコースにも出たくなりますよね。そのためにはマナーを意識しつつ、ゴルフ場で映えるウェアをそろえましょう。
しかし、ゴルフウェアを一式そろえるのはなかなかお金がかかるもの。特に冬はアウターや小物が必要になることも多く、ブランドもののウェアとなれば10万円を超えることも珍しくありません。
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