2019.02.15
ゴルフのドレスコートでは、トップスは襟付きのシャツが基本です。
しかし、ドレスコードはゴルフ場によっても異なる場合があり、さらに襟なしトップスでプレイするプロも増えてきました。
では実際にゴルフをプレイする際、襟なしのトップスでもOKなのでしょうか?
その答えを知るには、ゴルフ界におけるドレスコードの在り方と、昨今のゴルフファッションの風潮を理解するのが早道でしょう。
一般的にゴルフのドレスコードに適った服を総じて、ゴルフウェアと呼びます。
ゴルフ用品店に行くとトップスやパンツ、ゴルフシューズなどが売られています。
これらは、いわゆるゴルフ用品メーカーが販売している衣類です。
つまりゴルフウェアとは、ゴルフメーカーが販売している、ゴルフのドレスコードを意識したデザインの服、と考えることができます。
一般的に広く認知されているゴルフのドレスコードとは以下のような感じです。
以上の基本的なドレスコードを考慮すると、必然的に襟なしのTシャツはNG、デニムのパンツはNG、スニーカー、サンダルはNG、ということになります。
トップスは襟付き・袖付きということで、YシャツもOKです。
しかし、Yシャツはスポーツ時にはあまり向いていないので、ゴルフのトップスといえばポロシャツがメジャーです。
ゴルフの服装の基準、すなわちドレスコードは時代の流れとともに寛容になっている傾向にあります。
最近では、男性のショートパンツもOKとなってきています。
そして以前までは、男性でも女性でもハイソックスが基本でしたが、昨今のトレンドからショートソックスを認める傾向があります。
ゴルフ時の服装が見直される契機となるのは、著名なプロゴルファーが印象的な服装でプレイしている姿を見せる瞬間でしょう。
特にプロ女子の世界では自由な服装でプレイする傾向が進んできていて、夏場はノースリーブシャツ、いわゆるタンクトップでプレイするプロも珍しくありません。
ちなみに日本女子プロゴルフ協会では、デニムのパンツ、カーゴパンツは禁止と規定されていますが、トップスに関しては禁止規定がありません。
このため日本のプロ女子でも、襟なしのTシャツのようなトップスでプレイする選手は珍しくありません。
このようにゴルフのドレスコードは時代と共にゆるくなってきていて、昔ながらの条件に合わなくても、ハイセンスでオシャレならOK、という風潮がプロ女子の世界を中心に広がっています。
ここまでお話ししたように、ゴルフの服装はプロゴルファーの服装を契機に革新されてきています。
それはつまり、ゴルフはファッションを楽しむのもプレイの一部であり、プロゴルファーはゴルフ界のファッションリーダー的な役割を担っているから、かもしれません。
しかしゴルフのドレスコードを吹っ切った、攻めた服装をするのはプロだからこそ容認される風潮であり、一般のアマゴルファーが安易に真似をするのは注意が必要です。
下手をすると、コースで浮いた存在になってしまう可能性があります。
この記事のテーマになっている、ゴルフでのトップスは襟なしでもOKか?という疑問に回答するならば、男性なら襟ありが無難、女性も基本的には襟ありを推奨、夏場などはTシャツ、タンクトップもOKな場合もありますが、ゴルフ場やラウンドメンバーによるといったところです。
やはり男女ともに襟付きがベターでしょう。
夏場ならばアンダーシャツにトップス一枚というスタイルが多く、襟が見えていればOKです。
一方、防寒が重要になる冬場は、襟付きトップスの上にネックウォーマーを着てもOKという考えが一般的です。
つまり襟が隠れてもOK。
ここで注意したいのは、襟がネックウォーマーで隠れてもOK、という意味で、ネックウォーマーの下に、襟なしのシャツはマナー違反になります。
セーターを着る際も同様で、ハイネックのセーターだと襟が隠れてしまいますが、あくまで襟つきのトップスを着用し、その上に防寒着を着て、結果的に襟が隠れてもOK、という理屈です。
紳士淑女のスポーツであるゴルフのファッションは、見えない部分も気をつかう、ということですね。