2018.05.01
近年のゴルフウェアは、カラフルなデザインが多く見受けられるようになりましたから、おしゃれの幅が広がりました。その一方で、色の組み合わせのセンスが問われるようになったので、「自分は色の組み合わせのセンスがないからなぁ」とお困りの人もいるのではないでしょうか。そんな人は、今回のコラムで色の勉強をしてみませんか?
色は、様々な視覚効果や精神的効果を持っています。それを知っておけば、プレイにも影響してくるかもしれません。
赤は、強い生命力を表現している色で、興奮作用があります。スポーツにおいて闘争心が増すメリットがあるため、好んで着用するゴルファーも多いです。
赤は暖色なので、暖かさを与えてくれます。冬のラウンドで着用すれば、自分だけではなく、周囲も温かい気持ちにさせられるかもしれません。
赤は女性らしさを強調してくれる色なので、おしゃれを全面に押し出したい女性好まれます。
黄色は、集中力を高めます。大事なゴルフコンペなどで着用すると良いかもしれません。
黄色は暖色系なので、暖かさを感じさせます。暖色系は、朗らかな気持ちになるものが多いですが、黄色は明るい気持ちにさせてくれる色です。
黒は、有彩色を明るく見せてくれますから、どうしても引き立たせたい有彩色があるときは、合わせると良いでしょう。
黒は威厳を感じさせる色なので、男性的なイメージを引き立たせます。それプラス、どこか都会的でミステリアスな印象もあるため、ダンディを演出したい時に着用したいカラーです。
グレーは曖昧な色で、控えめ&上品な印象を与えてくれます。有彩色と合わせるとピッタリです。
グレーは、距離感やバランスを取りやすい色だと言われており、人付き合いが取りやすい色だと言われています。上司とのラウンドや取引先とのラウンドに着用すると、効果をもたらすかもしれません。
色彩が控えめなことから、目に優しい色だと言われています。一緒にラウンドする仲間がカラフルなゴルフウェアを好んでいるなら、敢えて自分はグレーにしてもいいかもしれません。
緑は興奮を抑える効果があり、集中力が増します。
目の疲れを癒す効果があるため、目をよく使うゴルフに最適な色です
緑は運気向上をもたらすと言われています。取り入れると、今まで出せなかったスコアが出るかもしれませんよ。
オレンジは、開放感を与えてくれる色です。なかなかスコアが伸びず落ち込んでいても、楽しい気分にさせてくれ挽回できるかもしれません。
オレンジは暖色なので、暖かさを感じさせてくれます。暖色と言えば赤が代表ですが、赤は攻撃的なイメージがあるのに対し、オレンジは柔らかい印象です。「ギラギラした太陽に対して、穏やかな夕焼け」という感じですね。
青は、興奮を抑えて冷静さや集中力を高めてくれる色です。そのような理由で、陸上のトラックに使われているのを見かけますね。
青は、涼しさを与えてくれる色なので、夏に着用すると清々しい気分でラウンドできるかもしれません。
紫は、上品さや高級感を与えてくれる色です。他の色との配置が難しいカラーですが、うまく取り入れればエレガントさがアップします。
白は清潔感を与える色で、日本人が好む色だと言われています。他の色とも合わせやすいので、色選びに迷った時は、まず白をベースにすれば良いでしょう。
●主な色に対して相性の合う色は?
「ビコロール配色」とは、色のコントラストをはっきりさせる配色です。バイカラーという言葉の方が聞き馴染みがある人も多いと思います。例えば、白に対して黒や赤をコーディネートすると、パキッとした華やかさになります。トップスとボトムスで、それぞれ派手なカラーとシックなカラーを数色揃えれば、その日の気分に合わせた着こなしができるでしょう。女性ならビコロール配色のワンピースもオススメです。
ビコロール配色は、「トップス+ボトムス」の組み合わせが使いやすいのですが、小物の色も考慮してコーディネートすると、配色が上手になります。キャップやソックスなど小物には組み合わせた色が入ったものを選ぶと、まとまりが生まれます。
おしゃれを意識すると、色んなカラーをチョイスしがちですが、2色か3色に押さえましょう。統一感が出て、色が暴れなくなります。また、キャップとトップスのような近い場所より、キャップとボトムスのような遠い場所に同じ色を持って行く方がまとまりが生まれます。
取り入れたいカラーが4色以上ある場合は、無彩色(白・黒・グレー)をベースにしてください。トップスとボトムスをシンプルな色にして、シューズや帽子、ベルトを派手にするのもオススメです。なるべく近い系統の色にするとまとまりがあって良いでしょう。
今回は、ゴルフウェアの色の組み合わせに焦点を当ててみたのですが、いかがでしたでしょうか?色選びが苦手な人は、今回の内容を参考にしておけば失敗の少ないおしゃれができますよ。ゴルフウェアは奇抜なデザインが増えていますが、派手すぎるのもマナー違反ですので、上品さを心がけましょう!