「フィラゴルフ」の魅力
FILA(フィラ)と言えば、ある程度の年齢の皆さんが思い浮かべるのは、テニスウエアかも知れません。
1980年代、フィラのテニスウエアはellesse(エレッセ)などと並んで、女子大生たちに大人気となり、それをテニスコートではなく、タウンで着る「スポーツファッション」という現象が巻き起こりました。
フィラは、1911年にイタリアのピエラ発祥のブランドです。
FILA兄弟により、初めはニット素材の工場として誕生しました。
その後、オリジナルのアンダーウエアの素材を開発し、1940年に兄弟の名前を取って「FILA」として商品の展開を始めます。
70年代にコットンリブ素材を開発し、スポーツウェアを発表するのですが、当時はスポーツウェアといえば白一色の味気ないものばかりだったウエアに色を付けたことにより、人気が爆発します。
また、プロ選手とスポンサー契約を結び、ウエアを着用してもらうという、今では当たり前の宣伝方法を採用したことも当時は画期的でした。
前述の80~90年代は、「ちょっとおしゃれなスポーツウェア」として、女子大生だけではなく、スポーツ選手やアーティストがこぞってフィラのウエアを着用していたのです。
そして今も、フィラのウエアはスポーツの場面はもちろん、ストリートやタウンでも「クールで格好いい」と当時をまったく知らない若者たちにも人気です。
フィラのブランドコンセプトは、「FUN FEEL LIFE」です。
イタリアの血統、スタイル、情熱など、イタリア人気質を起源として、競争や挑戦よりも、観たり、参加したりと、日々の生活で楽しめるウエアを通して、スポーツと関わっていきたい、というのがフィラの目指していることなのだそうです。
つまり、プロスポーツ選手に着用してもらえるよう、最先端の技術を駆使した勝つためのウエアを作るのではなく、そのスポーツを観戦する際に、気軽に着ていけるような、しかし選手の熱い思いも共有できるようなウエアを目指しているということなのでしょう。
フィラゴルフのウエアは、まずとにかく華やかでかわいい!
イタリアの明るく陽気な雰囲気が伝わってくるようなラインナップです。
例えば2018年の冬のアイテムには、ゴルフをする熊が大胆に描かれたものや、宇宙人とロケットをモチーフにしたもの、チェックや千鳥格子というオーソドックスな柄ながら、撥水・防風素材でできていて、ビニールのような光沢のあるもの、スタジャン風のものなど、ゴルフウエアとしてはもちろん、タウンシーンでも「おしゃれ着」として間違いなく活躍できそうなものが多く、カタログを見ているだけで楽しい気分になります。
しかもゴルフウエアとしての防寒・速乾・蓄熱・ストレッチ機能を持つ素材を使っておきながら、価格帯は控えめ!
これからも、まだまだフィラから私たちは目を離すことができませんね。